2015/5/5
もとは女の子の日!?
今日は 『子どもの日』でしたね
あちこちでさまざまな行事が行われ
小さなお子さんがいらっしゃる
パパやママは忙しかったのではないでしょうか
(↑今朝、近所のおばあちゃんがわざわざもってきてくれました。)

とはいっても、実際には
5月5日は『端午の節句』 男の子の日
という印象も強いですよね。
時代を超えて培ってきた昔からの習慣は
法律で制定されたからといって
すぐさま変えることはできなさそうです。
5月5日
もとは、旧暦の5月は梅雨に向かう季節で害虫が増えるため、
5月最初の午の日に菖蒲を飾って邪気を祓う習慣があったようです。
これが
鎌倉時代から江戸時代にかけて
徐々に武家の男子の成長を祝う日に
変遷していったというのが定説のようです。

(↑今朝、会社に来る途中、鯉のぼり 発見!)
ところが、
さらに遡ると面白い伝承があって
農耕民族の日本では、
田植えは早乙女という若く清らかな女性だけがする神聖な行事だったため、
早乙女たちは田植えが近づくと物忌みをして身を清めました。
そして
邪気を祓うとされていた菖蒲で屋根を葺いた
「女の家」
と呼ばれた小屋に女たちだけが集い、
仕事を休んで菖蒲酒などがふるまわれる
女性のための祝日が
旧暦の5月5日だったのだそうです。
他にも 5月5日には菖蒲にまつわる
面白い暮らしの伝承があるので、
アロマテラピー効果もある菖蒲湯 や
お料理の盛り付けに使ったりと
大人だけのご家庭でも
『端午の節句』 の楽しみ方はたくさんありそうですね。

↑有馬温泉:兵衛向陽閣の菖蒲湯
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